望月ゼミ新ゼミ生募集特集

 望月ゼミナールは、「時代に適し、国内外で活躍できる人材育成」を目指したゼミ活動を行っています。「経済分析」、「情報技術の活用」、そして「国際的な視点への啓蒙」というこの大きな三つの柱で成り立っています。

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本ゼミ活動内容

 経済分析ゼミでは、三本柱のうち、「経済分析」、「情報技術の利用」に特に重点を置き、毎年異なる年間テーマをもとに、活動しています。
 年初に与えられるテーマに対し、経済分析ツール(理論・数学・計量)の学習し、自分達で考えを構築、それをゼミ中にディスカッションしています。他のゼミとの違いは、ただ「輪読」を行うのではなく、自分の興味を積極的に取り入れ、議論し、他の人の意見を聞くことで、他のゼミ生と刺激し合い、自分の意見に深みをもたせることができる点です
 望月ゼミの柱である「経済分析」、「情報技術の利用」、「国際的な視点への啓蒙」の三つ目である国際性に重点を置き、 英語をツールとして国際的に活躍できる人材育成を目的とした活動を行っているのが国際比較ゼミです。 英語の資料を用いた比較経済分析を中心に活動を行っています。

2000年度  「IT技術導入による日本経済への本質的影響を考察」
 この年は、「日本的環境」が「IT」導入の阻害要因になる作用と、「IT」導入が、「日本的環境」をこわす相互作用があると考え、それについて考察しました。

 ここでいう「日本的環境」とは、

     
  1. 日本的経営である…労働市場が流動的でない。マーケットが閉鎖的。  
  2. 大学が機能していない…産学共同のネットワークが確立されていない。人材育成の場として成熟していない。)  
  3. 同質社会がもたらす組み合わせの不足…キャッチアップ型には強いが、クリエイティブ型に弱い。  
  4. インフラ整備や法体系の不備

などが挙げられます。

2001年度  「デフレーションが経済に与える影響について」
 まず、Deflation(デフレーション)の定義を「持続的な物価低下現象」とし、デフレ不況の発生時期を97年度以降としました。
 その根拠として、収集データから、アジア通貨危機を受けての金融不安、経済成長率の低下、消費者物価指数の低下、各業界の収益額の低下が挙げられます。
 また、見うけられた経済状況としては、

  1. 非正規雇用の拡大と雇用のミスマッチの拡大
  2. 各業界とも勝ち組み・負け組みとの2極化が進んでいること
 などが存在しました。

2002年度  「スラックス(資源が有効活用されていない状態)経済」
  日本経済がスラックスに陥っているという認識の下、財・金融・労働の3市場について、それぞれマクロ・ミクロ・国際の3班に分けて現状分析をしました。分析の進め方は、まずゼミ全体におけるスラックスの定義を確認し、各班独自にスラックスをどのように分析するか方針を決め、各自が持ち寄った資料をもとに議論を進め、結論を導くという方法です。結論はスライドの形で全体に発表し、質疑応答を行い、最後に3班の結論をまとめます。これを各市場について行い、最終的に全市場のまとめを作成します。

 以上の分析から得られた結論は、確かに日本経済はスラックスに陥っており、具体的には「潜在成長率の低下(供給の減少)」と「GDPギャップの発生(需要の減少)」という形で現れているというものでした。それによって、日本企業の国際競争力が低下し、投資が減少し、失業が増加するなどの悪循環が懸念されていました。

2003年度  「希望(将来のプラスの期待)」
 人々の将来への期待は、経済に影響を与えるという前提の下、去年と同じように財・金融・労働の3市場について、それぞれマクロ・ミクロ・国際の3班に分けて現状分析をしました。各自が持ち寄った資料をもとに班ごとに議論を進め、結論を導くという方法です。結論はゼミ内でプレゼンテーションを行い、質疑応答、最後に3班の結論をまとめました。昨年は国際比較ゼミとのアウトソーシングの一環として、国ゼミに海外比較を行ってもらっています。
 労働市場では人々の将来の低下が起こる原因を、企業側では労働市場での問題を挙げ、労働者側では若者の働く意識の変化などを挙げています。財市場では将来の期待所得の低下→消費低下、投資意欲の低下などによってGDPに影響がでているとの分析を行いました。

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国際ゼミ活動内容

 国際比較ゼミの特徴は、少人数制という外国の授業により近い環境でのゼミ活動です。
 普段の活動に加え、外国人講師による講義のディクテーション、経済単語、言い回しの習得、英文の経済記事の暗唱といったことも補助的に行っています。

2000年度  「IT技術導入による日本経済への本質的影響を考察」
  アメリカについて、日米間における労働市場・政府・銀行システムをトピックごとに比較・検証しました。またスウェーデンに関して、知的集約型社会への変遷と日本とほぼ同じ経緯をたどったバブル崩壊からの脱出策についての検証を行い、日本に今必要とされていることは何なのかを探りました。

2001年度  「デフレーションが経済に与える影響について」
  日本型ワークシェアリングというもののあり方をオランダの事例をもとに検証。そこで私達が考えたのは「派遣社員、契約社員」中心とした雇用形態でした。彼らと正社員との賃金、待遇面での差別や不平等を無くし、人材会社を拡充する事により労働市場に変化を持たせて現在の問題点を解消すべく議論しました。

2002年度  「スラックス(資源が有効活用されていない状態)経済」
 日・韓・米・英・仏・豪の6カ国における労働市場のスラックスについて、パワーポイントを用いて比較検証を行います。各国におけるスラックスの原因は何であったのか、そしてどのような解決策が必要とされていたのかについて探っていきました。

2003年度  「期待」
 国際比較ゼミナールでは「期待」という経済分析ゼミナールとの共通テーマをおき海外の各市場の動向を見ていくという活動を行っています。具体的にはアメリカ・イギリス・フランス・中国・韓国・スウェーデン・フィンランドなどの財・労働市場を調べ、それらの国は将来の産業形成のためにどのような経済政策を行ってきたのかということ検討してきました。現在、金融市場を研究しているところです。定期的に経済分析ゼミと発表会を行い自分たちの調べてきたことを発表を行い、知識の共有を図りました。

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課外活動

 望月ゼミは課外活動も多々行っています。社会的礼儀礼節を学ぶためのフォーマルパーティを始め、インナー大会、インゼミを通して他大学との交流も深めています。
 インナー大会は、何校かの大学のゼミが参加する交流討論会です。2003年度のインナー大会において、私たち望月ゼミナールではふたつのチームに分かれ、別々のテーマから論文を作成し、大会に参加しました。

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