近況 2001年9月
● 6月の中頃に突然38度5分の熱が出て、まあ、風邪でしょうね。最初は熱が出ていると気づかず、ジッとしていると楽なので、「鬱病」にでもなったか・・・と心配してしまった次第。治したつもりが治っていなくて、咳がいつまでもコンコン止まらずに困りました。医者は「声を出している限りは治りませんよ・・・」しかしドイツ語の教師に声を出すな!とは無理な注文。結局、ほとんど7月末まで苦しみました。そんなわけで8月は静養と体力回復に努めた次第です。
●夏に力を入れて読んでいたのは Botho Strauss, Das Partikular: 例によって難解なエッセイですが、ザッと第一次読解だけ終了。Lehman, Das Postdramatische Theaterを読み終えるはずが、まだ半分ほどしか読んでいない。あとは研究会用の資料を読んだり・・・予告だけの「演劇する都市ウィーン 秋の巻」は、そんなわけで、まだ書けていません。すみません。「ドイツ現代文学研究会」のホームページづくりにも追われました。自宅のパソコンを使ったのですが、設定に四苦八苦してしまいました。
●あ、少女マンガですが『イティ・ハーサ』という超古代神話もの全20巻ぐらいを読みふけったりもしていました。今夏の最大の収穫は、渋谷で映画『ラッチョ・ドローム』を見たことです。感銘のあまり、映画が終わってもしばらくは席を立てなかったほどです。「ハッ!」と我に返るとすぐに即刻チケット売りまで走り、再び連続で二度も見てしまいました。それほどの感銘を受けたということです。ちなみに続けて二度見てしまった映画は、生涯でこれが二度目です。一度目は小学六年生の時に、彼女と二人で行った「キングコング対ゴジラ」でした。ハハ・・・