近況 2002年3月
 
 昨年の12月は、幾つもの締め切りや研究発表に追われてハフハフ。1月になってからも、新たにドイツ演劇展望の仕事のために、ドイツの新聞や雑誌を一年分積み上げて、あわてて未読の新作を斜め読み。普段から周到に準備をしておく大切さを思い知りました。
 例年は3月にドイツに行くのですが、4月から教養課程委員長などという雑務の親玉のような役職が来たおかげで、引継等々で3月はとてもムリ。急遽2月の後半に2週間弱だけ時間を作ってドイツに行ってきました。
 もっとも出発の前日も研究会、帰国の翌日も箱根で一泊の研究会と過密スケジュール。行きの成田で、すでに胃がギブアップ。せっかくのドイツながら、ほとんどスープとパンだけのダイエット状態でした。おかげで箱根では貧血で倒れたほどで、いやあ、もう若くない?わたしの近況って、なんだか病気の報告ばかりですね。
 胃をおさえながら、それでもライプチッヒで5本、ベルリンで5本、帰国便で立ち寄ったコペンハーゲンでも1本と、都合11本を見てきました。詳しくはネット・マガジンに書きましたので、そちらを見てください。以下にラインナップだけ示します。◎と○はオススメ。
 
 2002年2月 ライプチッヒとベルリン
   ◎18日:ヴェルナー・シュヴァープ『重すぎて、過剰:無形式 Übergewicht               Unwichtig: UNFORM』
    19日:ウルリケ・ジューア『人工芝 Kunstrasen』
   ○20日:イゴール・バウアージマ『ノルウェイ、今日 norway. today』
    21日:ゴーリキー『避暑地の人々 Sommergäste』
   ○22日:シェイクスピア『真夏の夜の夢 Ein Sommernachtstraum』
                (以上はライプチッヒ)
   ○23日:マーティン・クランプ『田舎にて Auf dem Land』
                (ベルリーナー・アンサンブル劇場) 
   ○24日:ダンス:クレスニク振付『フリーダ・カーロ』
                 (ベルリン民衆劇場)
    25日:テレージア・ヴァルザー『ポツダムの女英雄 Die Heldin von Potsdam』
                 (ゴーリキー劇場)
   ◎26日:ダンス:サーシャ・ヴァルツ振付『ノーボディ noBody』
                  (シャウビューネ劇場)
   ○27日:ダンス:振付失念 『オイディプス』
                  (ベルリーナー・アンサンブル劇場)
   28日:オペラ:チャイコフスキー『スペードの女王』 
                   (コペンハーゲン歌劇場)